コワーキングの未来を考える2日間。【コワーキングカンファレンスジャパン2024】

5月31日~6月1日。行ってまいりました。「コワーキングカンファレンスジャパン2024」。東京は港区立産業振興センターにて、全国のコワーキングマネージャー・コワーキング経営者が集うイベント。テーマは「コワーキング」や「ノマド」、新しい生き方・新しい働き方をキーワードにたくさんの方と繋がることができました。

会場には古今東西のコワーキングスペースの運営に関わる皆様がいらっしゃっていて、繋がることができた。遠く離れた場所でもSNSの発信を通じて、お互いのスペースを知っていることもしばしば。ありがたい話です。

カンファレンスでは、働き方の変化とコワーキングの役割についてというテーマで少しばかり、パネルディスカッションの形式でお話しさせていただきまして。コロナ禍を経て、就業形態やライフスタイルの変化、さらには副業解禁などなど様々なスタイルが確立されてきている。その中でコワーキングスペースの在り方や求められているものが何なのか。直近のお客様の変遷や、自分たちの気持ちも含めて忖度なくお話しさせていただきました。

一つ感じていることは、コワーキングという言葉が"ビッグワード"になっているということ。利用するしないは一旦おいておいて、広く知られる存在になってきていると思う。ちなみに僕は企業勤めをしていた2018年まで聞いたこともなかった。それがこんな熱量になっているのだから不思議なもんです。

世間的には、コワーキングスペースの中に、シェアオフィス・コミュニティスペース・ワークスペースなどなど、あらゆるスペースが内包されている。僕はそれでいいんじゃないかなと思ったり。ただ、それぞれのスペースのコンセプトや目指したい世界は違うので、日々の発信や想いの言語化が大事だなと。僕らは"コワーキングスペース"という空間を通じて何を表現したいのか、何を成し遂げたいのか。改めて問われたカンファレンスだった。地域や継続年数も全然バラバラですが、同業者さんからの学びは非常に大きく、気づいたら数ページに渡りメモをしていた。

GRANDSLAMに、そしてコワーキング業界にどう還元していくかをまた考える日々です。GRANDSLAMは伸びしろだらけだと確信した時間でした。まだまだ大阪でがんばろう。道のりは険しい。けど、最高に楽しい。

この記事を書いた人

吉永 亮(Yoshinaga Ryo)

1985年、兵庫県西宮市生まれ。立命館大学経済学部を卒業後、楽天グループ株式会社・株式会社ビズリーチ・株式会社ジェイエイシーリクルートメントと、IT・人材領域での経験を積み、2019年にコワーキング&イベントスペースを開業。 “成長・共創・つながり”が生まれるコワーキングスペースとしてコロナ禍真っ只中にOPEN。プロスポーツチームやスタジアムの在り方をコワーキングに転用し、”大阪でいちばん巻き込まれる場所”を作りつづけている。2024年のGRANDSLAMのスローガンは「ドラマチックコワーキング」。