仕事ができる幸せ。

仕事ができる幸せ。ふとそんなことについて考えてみた。

7月最終週から8月1週目にかけて、子どもが子供特有の病気になり、ほぼ仕事できずという状況が続いていました。今はようやく寛解したとみらており、8月8日からはようやく通常通りに戻れるかなという段階。

ここ数年、毎日当たり前のように電車にのり、会社に行き、仲間と話し、お客さんと話し、一人での仕事の時間もしっかりつくり、夜はお酒を飲みなんて生活をしていた。当たり前すぎて、もはや何も見えなくなっていた。

仕事をするには環境時間、そして仲間が必要だ。毎日当たり前のようにその3つがあるから仕事ができている。

今回、僕には時間がなくなった。ダブルワークをしており、妻ももちろん会社にいかねばならない。そこは平等である。なんなら奥さんの方が給料高い。

この2週間、翌日の予定もさることながら、え、この日どうする?ええええ、やばいやばい。みたいな会話が夫婦間で絶え間なくあった。そこに睡眠時間を容赦なく削ってくる夜泣き。

でも不思議なことに子供が生まれた年のような焦りは僕らにはなかった。子供は泣く生き物だし、僕らもそうやって育ったはずしっかり泣かしてあげて、甘やかしてあげたい。というか一緒にいれる時間を大切にしたいというのが本音である。

少し脱線したが、本題に立ち戻る。この2週間弱、仕事をする時間を捻出するのが大変なくらい病院対応、子供対応に追われていた。そこで日々の恵まれた環境を改めて見直す機会になった。

仕事に集中できる環境がある。
考え事やあるべき仕事を全うできる時間がある。
すぐに相談できる仲間がいる。

時間に追われず仕事ができる環境ほど尊いものはない。もはやその環境作りのために、日々、ヒト・モノ・コトに投資をしているといっても過言ではない。その環境作りのための準備を日々しているのだ。

まさに時間に追われて仕事をしていた。もちろんそんな中でもパフォーマンスを発揮するのがビジネスパーソンであるが、それは少しおいておいて。時間に追われていると、仕事の精度は下がる。

改めて日々、仕事に打ち込むことができる環境・時間・仲間が存在することの大切さを知れた2週間でした。

僕がお伝えしたいのは身の回りの全てに感謝しろ論ではない。今ある環境は自分が作り出したもので、それはいとも簡単に崩れる可能性もある。恐ろしく絶妙なバランスで成り立っているということ。仕事ができる幸せは仕事ができなくなったときに実感する。

当たり前のように仕事ができる幸せと、その裏側にある、環境・時間・仲間を大切に。


この記事を書いた人

吉永 亮(Yoshinaga Ryo)

1985年、兵庫県西宮市生まれ。立命館大学経済学部を卒業後、楽天グループ株式会社・株式会社ビズリーチ・株式会社ジェイエイシーリクルートメントと、IT・人材領域での経験を積み、2019年にコワーキング&イベントスペースを開業。 “成長・共創・つながり”が生まれるコワーキングスペースとしてコロナ禍真っ只中にOPEN。プロスポーツチームやスタジアムの在り方をコワーキングに転用し、”大阪でいちばん巻き込まれる場所”を作りつづけている。2024年のGRANDSLAMのスローガンは「ドラマチックコワーキング」。